自分では気づかないうちに残しているもの

やわらかな光の中で、家族の記憶や食卓の温かさを感じる家のイメージ

これまで自分がしてきたことは、
何だったのだろう。

 
そんなことを思ったことはありませんか?
 
私も最近、
ふと考えることがあります。
 
そんな時に、
気づかせていただいた出来事がありました。
 
一昨日、
「間取りの法則」の動画制作をしてくれる大学生と
打ち合わせをしました。
  
その彼は、6歳の頃に、
私たちの家を見学に来てくれた方です。

大学生になって15年ぶりの再会。

その時のことを、
今でもよく覚えていると言ってくれました。
 
実は、彼のお父さんも、
小学生の頃に、
私たちが幼い頃に住んでいた家に
来てくれていました。
 
私の妹の同級生で、
家で一緒にご飯を食べたことを、
今でも鮮明に覚えてくださっているそうです。
  
子どもの頃に感じた家の空気。
食卓の記憶。
その時の会話。
  
そんな何気ない場面が、
大人になっても残っていたのです。
   
そして今度は、
その息子さんが大学生になり、
私たちの家のことを動画にしてくれようとしています。
  
親の記憶から、
子どもの記憶へ。
  
そして、
次の表現へ。
 
暮らしの記憶って、
こんなふうにつながっていくのだなと感じました。

感動したのは、
彼がただ家を紹介するのではなく、
自分自身のフィルターを通して
表現したいと言ってくれたことです。
 
幼い頃に見た記憶。
大学生になるまでに感じてきたこと。
今の自分だから見えること。
 
それらが重なって、
その人らしい形で、
また生まれ直していくのかもしれません。

そう思うと、
家は、ただ住む場所ではなく、
人の記憶に残る場所でもある
のだと
改めて感じました。
 
一緒に食べたご飯。
何気ない会話。
家に入った時の空気。
心が少し動いた瞬間。
  
その時は小さなことでも、
あとになって、
ふと思い出されることがあります。
  
そして、
自分では気づいていなくても、
これまでしてきたことが、
誰かの役に立っていることもあるのかもしれません。

私たちは、自分で思っている以上に、
誰かの記憶の中に残っているのかもしれません

そう思うと、嬉しくなりますよね。
  
特別なことをしたつもりはなくても、
一緒に食べたご飯や、
何気なく交わした会話や、
その時の空気が、
誰かの中で静かに残っていることがある。
   
何か立派なことを
しなければいけないわけではなく。

ただ、目の前の人との時間を、
少し大切にする。

  
その積み重ねが、
いつか誰かの中で、
やさしい記憶になるのかもしれません。
 
誰かの記憶に残ったことは、
その人の感性を通して、
また新しい形で受け継がれていく。

あなたは、いかがですか?

今でも覚えている、
誰かの言葉や、
してもらったことはありますか?

それは今のあなたに、
どんな影響を残していますか?

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この記事を書いた人

片山友見のアバター 片山友見 夢育の母

住宅設計プランナー歴35年!夢実現できる住まいを形にする「夢育の母」建築士。建設会社を営む両親のもと、家づくりが身近な環境で育ち宮大工工務店に嫁ぐ。自ら設計した検証住宅で住職一体の暮らしを続けながら、お客様の家の設計をする中で、住まいが性格や家族関係に与える大きな影響に着目。その経験を活かし住まいの悩みを解決するコンテンツを多数開発。書籍5冊を出版し住まいの情報発信にも力を入れている。

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