こだわりすぎる人の罠

こんなお悩みありませんか?
 
なかなか完成しない。  
出そうと思っているのに、いつまでも手元にある。  
何度も見直しているうちに、気づけば夕方になっている。
    
…あるあるです。
  
そんな時、  

「私は、なんて要領が悪いんだろう」  
「また今日も進まなかった」

そんなふうに自分を責めてしまう方も多いかもしれません。
でも、それは怠けているのでも、能力不足でもありません。
  
むしろ、ちゃんとしたい人ほど
起こりやすいことなのだと思います。
  
真面目な人ほど、きちんとしたものを出したい。
  
恥ずかしくないように。  
中途半端に見えないように。 
    
できれば「さすが」と思ってもらえるように。
その気持ち、よくよく分かります。  
私も、何度もありますから。
    
ただ、その想いが強くなりすぎると、
いつの間にか本来の目的を見失ってしまうことがあります。

隣の母が、まさに今そうです。
本の原稿を1年以上抱えて、  

「これが最後やし見て」と何度も持って来ます。
……たぶん20回目くらいの“最後”です。(笑)

内容を見ると、

・写真をもう一度差し替えたい  
・この人も入れたい  
・この順番が気になる  
・ここを少し整えたい

どれも本人にとっては大切なことです。
でも私から見ると、前回との違いが、
全く分からないことも少なくありません。

ここに、面白いズレがあります。

作る側には、大きな差。  
受け取る側には、小さな差。


これは、本づくりだけではありません。

よく相談されるSNS投稿も同じです。

本人は気になります。

言い回し。  
写真。  
改行。  
順番。  
見え方。

でも見る側は、テストの採点のようには見ていません。
それよりも、
 
・自分に関係ある話か  
・今の悩みに役立つか  
・仕事に役立つか

 
そんなことを感じています。
だからこそ、6割でも出す価値があります。
  
出したから届くことがあります。  
出したから感想をもらえることがあります。  
出したから次のアイデアが生まれることがあります。
   
机の上で100点を目指し続けるより、
6割でも世の中に出した方が、
人の役に立つこともあるのです。
 
そして、私たちを止めるものが、もう一つあります。
それは、「本当はもっとできるのに」という気持ちです。

時間があれば、もっとできる。  

今は忙しいだけ。  
本気を出せば、もっといける。
 
……こんな気持ちもよく分かります。

私自身、今でも思います。
毎日、そう思いながら投稿しています。(笑)

でも今、自分に与えられている時間、
体力、環境の中で、できることを形にしていく。

今の私にできる精一杯が、
今の私の現在地なのだと思っています。

一人でも、  
「読んでよかった」  
「少し気が楽になった」

そう思ってくださる方がいたら、それで十分嬉しいのです。
完成してから出すのではなく、出しながら育てる。

整ってから始めるのではなく、始めながら整えていく。
人生も仕事も、その方が案外うまく回るのかもしれません。

もし今、止まっているものがあるなら、
少しだけ自分にやさしく聞いてみてください。

今のそのこだわり、本当に必要ですか?。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。
気づくだけで、次の一歩はふっと軽くなることがあります。

今日は6割でもいい。
止まらず進めたなら、それは十分すごいことです。

今日も素敵な一日を。

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この記事を書いた人

片山友見のアバター 片山友見 夢育の母

住宅設計プランナー歴35年!夢実現できる住まいを形にする「夢育の母」建築士。建設会社を営む両親のもと、家づくりが身近な環境で育ち宮大工工務店に嫁ぐ。自ら設計した検証住宅で住職一体の暮らしを続けながら、お客様の家の設計をする中で、住まいが性格や家族関係に与える大きな影響に着目。その経験を活かし住まいの悩みを解決するコンテンツを多数開発。書籍5冊を出版し住まいの情報発信にも力を入れている。

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