こんなお悩みありませんか?
親が年を重ねるほど、
会話の中に「できないこと」が増えてくる。
足が痛い。
腰が痛い。
しびれる。
前はできたのに、今はできない。
もっと動けたのに・・・。
もちろん、それは本当に大変なことです。
体が思うように動かないつらさは、
本人にしかわからないものがあります。
でも今日、母と話していて、
私はひとつ気づいたことがありました。
最初、母は
「できないこと」や
「痛いこと」ばかりを、ずっと話していました。
けれど私は、母にこう提案しました。
「できない話で終わるのではなく、
できない中で、何を工夫したのか。
何が少しできるようになったのか。
そこを話したら、きっと誰かの役に立つよ」
すると、母の表情が急に変わりました。
さっきまで、
できないことに向いていた意識が、
少しずつ
「できたこと」
「乗り越えたこと」
に向き始めたのです。
「ラジオ体操で、
前は倒れそうになっていたけれど、
今は少しできるようになった。」
「立つのも怖かったけれど、
少しずつ立てるようになった。」
「失敗したこともあるけれど、
こうしたら良かったと気づけるようになった。」
そう話し始めた母の顔は、
ウキウキして、先ほどと別人!
晴れ晴れとしていました。
同じ出来事でも、
どこに目を向けるかで、
心の向きが変わるのだと思います。
「できない」だけを見ていると、
気持ちは沈んでいきます。
でも、
「少しできた」
「ここまで戻れた」
「これを乗り越えた」
と見方を変えると、
自分の中に力が戻ってくる。
痛みや不自由さが、
急になくなるわけではありません。
でも、
できたことに目を向けるだけで、
表情も、言葉も、空気も変わります。
そして、その小さな乗り越えた経験は、
きっと同じように悩んでいる誰かの役に立つ。
今日の母を見て、
私はそう感じました。
親との会話の中で、
「できない話」が出てきた時。
ただ聞いたり、励ますのではなく、
こんなふうに聞いてみるのもいいかもしれません。
「その中で、少しできたことはある?」
「何か工夫したことはある?」
「それ、同じことで困っている人の役に立つかもしれないね」
できない話は、
できたことを見つける入口にもなります。
今日、あなたや大切な人の中にある
小さな「できた」は何ですか?

