こんなお悩みありませんか?
しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない。
休んでいるのに、気持ちが晴れない。
最近、以前より疲れやすくなった気がする。
そんな時、私たちはつい、
「年齢のせいかな」
「体力が落ちたのかな」
「もっと頑張らないといけないのかな」
と思ってしまうことがあります。
でも私は、疲れとは、
ただ弱っているサインではないと思っています。
疲れは、
その人が頑張ってきた場所を教えてくれるサイン
でもあるのではないでしょうか。
頭が疲れている人は、
たくさん考えてきた人。
心が疲れている人は、
人に気を配ってきた人。
おなかに出る人は、
言葉にできない思いを、体の奥で受け止めてきた人。
体が疲れている人は、
毎日を動かし、支え、踏ん張ってきた人。
だから、疲れた自分を責めなくていいのです。
まずは、
「私はどこを頑張ってきたのかな」
と見てあげること。
そこから、暮らしの整え方は変わっていきます。
あなたの疲れはどのタイプ?
疲れには、いくつかのタイプがあります。
ここでは、暮らしの中で気づきやすいように、
3つの疲れタイプに分けてみました。
ただし、これは「あなたはこのタイプです」と
決めつけるためのものではありません。
人は誰でも、頭も使い、心も使い、体も使っています。
だから、3つとも当てはまる人もいると思います。
大切なのは、自分をひとつのタイプに分けることではなく、
今の疲れはどこから来ているのかなと見てあげることです。
その時によって、疲れの出る場所は違います。
また、人によっては、いくつかの疲れが
同時に重なっていることもあります。
そして、疲れの場所が違えば、必要な休み方も変わります。
この3つのキャラクターは、疲れを嫌なものとして見るためではなく、
「サインを出してくれてありがとう」と気づくためのものです。

A 頭脳使いの達人タイプ

ぐるぐる博士
このタイプは、
頭の中がいつも忙しい人です。
仕事のこと。
家族のこと。
これからのこと。
やらなければいけないこと。
気づけばずっと考えていて、いつも
頭の中で小さな会議が開かれているような状態です。
スマホやSNS、ニュース、動画など、
たくさんの情報を受け取り続けている人も、
このタイプになりやすいです。
体は座っていても、
脳はずっと働いています。
こんなサインはありませんか?
集中力が続かない。
頭が重い。
ぼーっとする。
気持ちがざわつく。
眠ってもすっきりしない。
反応が遅くなり、作業に時間がかかる。
そんな時は、
脳が「少し休ませて」と言っているのかもしれません。
暮らしで整えるなら
まずは、情報を減らすことです。
食事中はスマホを見ない。
寝る前はニュースやSNSを見すぎない。
机の上や目に入る場所を少し片づける。
脳は、目に入るものにも反応しています。
家の中に物が多すぎると、
それだけで頭は休まりにくくなります。
何かを足すより、
まずは少し減らしてみる。
ぐるぐる博士には、
「考えなくてもいい時間」を作ってあげることが大切です。
B 気づかい姉妹タイプ

姉・こころ配りさん & 妹・おなか正直ちゃん
このタイプは、
心とおなか(内臓)が、つながって疲れを知らせてくれる人です。
姉のこころ配りさんは、
人に気を使うのが得意です。
相手の表情を見て、
場の空気を読んで、
言いたいことを飲み込んで、
何事もなかったように振る舞います。
でも、その我慢や緊張は、
心の中に少しずつ残っていきます。
そして妹の、おなか正直ちゃんが、
体の奥からサインを出してくれるのです。
胃が重い。
おなかの調子が乱れる。
食欲が安定しない。
(暴飲暴食・食べられない)
冷えやだるさが出る。
心で飲み込んだものを、
おなかが代わりに知らせてくれる。
この姉妹は、そんな関係です。
こんなサインはありませんか?
人と会うと、あとでどっと疲れる。
言いたいことを言えずに飲み込む。
不安になりやすい。
イライラしやすい。
胃腸の調子が乱れやすい。
緊張するとおなかに出る。
そんな時は、
心と体の奥が「安心したい」と言っているのかもしれません。
暮らしで整えるなら
このタイプに必要なのは、
安心できる時間と場所です。
ひとりになれる時間を少し作る。
無理に返事を急がない。
気を使う人間関係から、少し距離を置く。
温かいものを飲む。
食事を軽く整える。
そして、家の中に、
「ここにいるとほっとする」
と思える場所を作ってみてください。
それは大きな部屋でなくても大丈夫です。
椅子ひとつ。
机の一角。
窓辺の小さな場所。
心とおなかが安心できる場所があるだけで、
暮らしの中の疲れ方は変わっていきます。
C がんばり体動かしタイプ

ゴリゴリ隊長
このタイプは、
体で毎日を支えてきた人です。
仕事、家事、介護、育児、移動。
または、長時間同じ姿勢での作業。
体を動かしすぎても、
反対に動かなさすぎても、
体は疲れていきます。
肩がこる。
腰が重い。
体がこわばる。
少し動いただけで疲れる。
階段や歩行がしんどく感じる。
そんな時、ゴリゴリ隊長は、
体の中で一生懸命ふんばっています。
こんなサインはありませんか?
肩こりや首こりがある。
腰が重い。
体がだるい。
同じ姿勢が続くとつらい。
体が硬くなった感じがする。
すぐに疲れてしまう。
これは、
体が「動かし方を変えてほしい」と
教えてくれているのかもしれません。
暮らしで整えるなら
このタイプは、
ただ寝るだけでは楽になりにくいことがあります。
軽く伸ばす。
少し歩く。
深呼吸をする。
お風呂で体を温める。
そして、毎日使っている椅子や机、
家の中の動線も見直してみてください。
椅子の高さが合っていない。
よく使う物が取りにくい。
立ったり座ったりの動作に無理がある。
こうした小さな負担が、
毎日の体の疲れにつながっていることがあります。
体の疲れは、
暮らしの動き方を見直すチャンスでもあります。
疲れは、悪者ではありません
疲れは、
私たちを困らせるだけのものではありません。
本当は、
「ここを見てね」
「少し休ませてね」
「暮らし方を変えてね」
と教えてくれているサインなのだと思います。
頭が疲れているなら、
考えすぎてきた自分に気づく。
心とおなかが疲れているなら、
気を使いすぎてきた自分に気づく。
体が疲れているなら、
毎日を支えてきた自分に気づく。
疲れを感じた時に大切なのは、
自分を責めることではありません。
「私は、どこを頑張ってきたのかな」
と、やさしく見てあげることです。
暮らしを整えることは、自分を回復させること
暮らしを整えるというと、
片づけや掃除を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん、それも大切です。
でも本当は、
暮らしを整えることは、
自分を回復させる環境を作ることでもあります。
脳が休まる部屋。
心が安心する場所。
体が無理なく動ける動線。
おなかが落ち着く食事のリズム。
そうした小さな整え方が、
毎日の疲れ方を少しずつ変えていきます。
まずは今日、
自分の疲れをひとつ責めずに見てあげてください。
そして、
今の自分に必要な休み方を、
暮らしの中に少しだけ作ってみてください。
疲れは、
あなたが弱いから出ているのではありません。
あなたが頑張ってきた場所を、
体と心が教えてくれているのです。

